Jimmy

鉄砲伝来記のJimmyのレビュー・感想・評価

鉄砲伝来記(1968年製作の映画)
3.5
初見は2015年の「若尾文子映画祭(@角川シネマ新宿)」で当時は未ソフト化作品だったので大きなスクリーンで若尾文子主演作を観られる幸せを感じたが、約8年ぶりに購入DVDで鑑賞したところ「なかなかディテールに拘りを感じる作品」に見えた🙂

物語の舞台は種子島。
ポルトガルからの南蛮船に乗っていた船長が持って来た鉄砲の威力を見た殿様が、鍛冶職人(東野英治郎)に「この鉄砲を調べて、同じものを作れ」と命じたので鍛冶職人は鉄砲を分解して構造を調べて同じものを作ろうとするのだが失敗を繰り返す。
その職人の娘(若尾文子)とポルトガル人船長(リック・ジェイソン)は言葉は通じないものの、気持ちを通い合わせて、だんだんと惹かれ合うようになる。
そして、そして……若尾文子と外人のキス・シーン‼️
映画館で1度観ているのに、複雑な気持ちになる😅💦
更に物語が進むと、そんなシーンは無かったのに、「えっ、南蛮人の子供まで身ごもっている‼️」という驚きも再び。
和服(着物)の若尾文子がポルトガル人とやっちゃったの❓❓❓……ちょっと品が無い表現ですみません(^^;
……といった若尾文子ファンには驚きの展開😳

でも、それは置いといて、物語をしっかり見ると、鍛冶職人が苦労を重ねて鉄砲を作り、それが織田信長によって長篠の戦いで使われ……という流れとなり、確りと合戦シーンまであるなかなかの大作。
さすが「永田雅一製作」の大映映画🎥

初見時には何となく物足りなさを感じたものの、今回はなかなか面白く観ることが出来た🙂

本作は1968年の映画なので、若尾文子が大映作品に出演する終盤に位置する映画🎥

<映倫No.15251>
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