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シンドラーのリストのAYMのネタバレレビュー・内容・結末

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

私の中で戦争映画といえばシンドラーのリストってくらいド定番の位置付けにあったけど、3時間越え、かつ重いテーマだから見る機会を延々と伺ってた一本。話が二転三転するでもなく、ただただ史実にかなり忠実にホロコーストが描かれた3時間だったのに、全く長さは感じなかった。これがスピルバーグ監督のすごさか…
あの狂った時代でドイツ人ながら大衆の思想に飲まれず、正気を保てたシンドラーの精神力がすごい。劇中で出てきた「力とは殺しを正当化できる時でも殺さないことだ」の台詞がこの世の真理。
ラストシーンの、終戦したにも関わらずシンドラーを含めた全員が大声上げて抱き合って万歳三唱、といかないところがとてもリアルだった。戦争が終わっても残るのは怒りと憎しみと後悔、そして虚しさだけなのかもしれない。一般市民が戦争で得られるものなんて何もないよ。
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