こしあんさんの映画レビュー・感想・評価

こしあん

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パリタクシー(2022年製作の映画)

3.0

どんな人の人生も振り返ってみれば一つの映画になる、的な話かと思ってたら、思ったより重めの過去で笑った。そりゃ映画になるわ。
堅物親父がだんだん心を開いていって、笑顔を取り戻すのと、最後には涙を流す姿が
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セイント・フランシス(2019年製作の映画)

4.0

生理、避妊、中絶。
え、日本の普通ってアメリカでは普通じゃないんだ?っていうのが色々知れて、シンプルにめちゃくちゃ勉強になった。
特に中絶のシーン。
日本でも中絶薬での中絶を広めていくべき、という意見
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パリの調香師 しあわせの香りを探して(2019年製作の映画)

4.0

調香師という職業を自然に出せるフランスのお洒落さよ…
結構熟してる大人中の大人が一歩踏み出す映画が大好きなので、この作品も良かった!
適当おじさまと偏屈おばさまのコンビが良い…
2人みたいな関係性を私
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アナログ(2023年製作の映画)

2.0

こんな出会いで始まった丁寧な恋愛がしたいよー!!と泣きたくなるようなラブストーリー。
あまりにも夢物語すぎて共感はなく、だからと言って話がめちゃくちゃ良いわけでもなく…
個人的には刺さるとこ無し。
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ダンケルク(2017年製作の映画)

-

説明なしで突き進み、観客を置いてけぼりにすることに定評があるノーラン作品。
この作品も前例に漏れずそうなので、ある程度の歴史的背景(というかダイナモ作戦の全容)を頭に入れた状態で見ることをオススメしま
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顔のないヒトラーたち(2014年製作の映画)

-

アウシュビッツで一体どのような惨劇が行われていたのか。
この裁判が行われなかったら、今では誰もが知る負の歴史が闇に葬られていた可能性があったかと思うと、1人の行動が世界を変えることって本当にあるんだと
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線は、僕を描く(2022年製作の映画)

5.0

水墨画の美しさがとことん堪能できるので、見るだけで浄化されたような気持ちになる映画だった。
少しでもクリエイティブを趣味だったり仕事にしている人が見ると、創造する事を前向きに後押ししてくれるかも。

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.0

事件自体が本当に気分が悪くなるような内容だし、アメリカの闇が垣間見えるという意味でも見終わった後の不快感が半端じゃない。けど、一度は見るべき作品。
一つの殺人事件の真相を解明していくサスペンスストーリ
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あなたが寝てる間に…(1995年製作の映画)

3.0

深く考えたらめちゃくちゃやばいことしてるけど、まあラブコメだから…⭐︎
恋愛というより家族っていいな〜という気持ちが湧く映画。
アメリカのクリスマス楽しそう。
サンドラ・ブロックってかっこいいお姉さん
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草の響き(2021年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

びっくりした、めっちゃ鬱映画じゃん。
しかもすごい元気な時に見ないと危ういレベルのやつ。
和雄の言動は全くの部外者の私でさえも見ていて苛立ったので、純子の負担の大きさは本当に計り知れないものだと思う。
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.0

主人公ユリヤは、自分が何者になりたいのか分からず、恋人の才能と脚光を浴びる姿に自己嫌悪に陥り、挙げ句の果てに刺激を求めて若い男に乗り換えるような、側から見るとタイトル通りの「最悪」な女性。
私は彼氏に
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ロスト・キング 500年越しの運命(2022年製作の映画)

3.0

私もオタク気質なので、観劇をきっかけにリチャード3世の本を片っ端から読み漁り、友だちまで作っちゃうフィリッパの姿が自分と重なって笑っちゃった。
オタクの行動力ってほんとすごいからね。

内容としては、
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丘の上の本屋さん(2021年製作の映画)

5.0

丘の上で小さな古書店を営むリベロと、個性的な訪問者たちの交流を描くハートウォーミングな物語。
リベロの、否定せず、拒まず、偏見から入らず、万人を受け入れる人間性が心地よく、とても優しい気持ちになれる映
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ルックバック(2024年製作の映画)

4.0

私も原作を読んで涙した読者の1人だったため、開始1分で原作へのリスペクトが痛いほど感じられる作品であることに安心した。
また、藤本タツキ先生の絵の2人がそのまま色をつけて動き出したような作画に感動。
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天外者(2020年製作の映画)

3.0

1人の人間の一生を109分にまとめているので、展開は早く、一つ一つのエピソードは薄い感じ。
でも五代友厚の概要を知るにはちょうどいい作品だった。
五代友厚はもちろん、坂本龍馬も含め、日本の未来を憂う当
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幸せへのキセキ(2011年製作の映画)

4.0

テンポが良く、心に響くメッセージ性もあり、キャラクターも一人ひとりが際立っていて愛おしく、見終わった後自分の人生に対して前向きになることができる。
映画を作るが上手いってこういうことか、と思わされた映
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対峙(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

面白い、面白くないではなく、考えさせる映画。
だんだんと明かされていく2組の夫婦が対話の場を設けた理由、過去の事件、今の苦しみ、そして彼らのこれから。
そして、過去の苦しみをすべて受け入れ、赦し、前を
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杉原千畝(2015年製作の映画)

3.0

杉原千畝の功績を知るのに絶好の映画。
同じ日本人として、このような人がいてくれたことを本当に誇りに思う。
ただ、ある程度の予備知識は必要かも。

フリークス(怪物團/神の子ら)(1932年製作の映画)

2.0

Xで「観れるうちに観ておけ」との投稿がバズっていたのが気になって恐々と拝見…したけど、まあまあ拍子抜け。
確かに実在した見世物小屋のスターたちが出演しているという点と、彼らに焦点を当てるというテーマを
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.0

まずシムレーサーを本当にレーサーにしようっていう発想に至ったその着眼点が常軌を逸している。
そして、その想いに応えたレーサーが実在していることも信じられない。
夢のような実話をベースに制作されたこの作
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あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。(2023年製作の映画)

-

個人的にはあまり刺さらなかったし、つっこみたいところも色々あったけど、ターゲット層が違うのでそれはまあ仕方がない。
ここまでがっつりティーンに向けて作られたであろう反戦映画って初めてでは?
そりゃ初っ
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

3.0

こういう続編ものって1を上回ることは大体ないけど、これはもはや1よりもおもしろかったのでは!?
テンポも良いし、伏線回収も面白い良作!

Winny(2023年製作の映画)

-

42年という若さでこの世を去った天才的な開発者の金子氏から、7年という長すぎる時間を奪った不当逮捕。
映画を見るまでこの事件については全く知らなかったので、本当に知ることができて良かった。
開発者の未
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

思い出ムービーの随所に差し込められる陰鬱とした雰囲気に、この映画がただの親子の幸せな旅行を写したものではないことを悟る。
私がソフィアだったら、何も知らなかったとは言え、あのバカンスのタイミングで彼を
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関心領域(2023年製作の映画)

-

さまざまな反戦映画を見てきたけど、今までに見たことがないこの斬新な演出に脱帽。
ただ、映画として面白いから面白くないかで言えば、ストーリー性も盛り上がりもなく単調に進むため、面白くはない。
でも、一度
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

公開前から色々賛否両論あったけど、日本で無事に上映されて良かった。
日本人の私としては、この題材の映画を見ることは結構覚悟が必要だったし、実際見ている間もとても苦しかったけど。
原爆投下後のアメリカで
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ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

3.0

個人的にはあまり刺さらなかったけど、評価が高いのは納得できる作品でした。
一見男に依存しているように見えるけど、ここまで本音で、本気でぶつかり合える関係性はなかなか確立できないので、カナがちょっと羨ま
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あんのこと(2023年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

見る人のさまざまなトラウマを想起させるであろう題材が満載な映画だった。
何度も何度も母親の元に戻ってしまう杏の気持ち、いい家庭環境で育った人には分からないだろうなぁ。
嫌いではない人(杏の場合はおばあ
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ある人質 生還までの398日(2019年製作の映画)

-

第一にこのISという組織が非人道的で、絶対に肯定してはいけない存在であることが大前提ではあるが、賠償金を支払って人質を救出することについては美談にしてはいけないと思う。
1人の命を救った多額の賠償金が
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オットーという男(2022年製作の映画)

4.0

リメイク元の映画も大好きだけど、このリメイク版もすごい良かった。
リメイク元よりもコメディが多めで、より年代問わず、老若男女誰にでもウケる仕上がりになってると思う。
当たり前だけど、やっぱりハリウッド
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星の旅人たち(2010年製作の映画)

3.0

美しい外国の街並みと自然に心が癒されるロードムービー。
スマホが普及してない時代の人々の交流に、心が温まる。
多分今同じ巡礼をしたら、フォトスポットに行列をなして、自分を被写体にして撮影するインフルエ
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フィールド・オブ・ドリームス(1989年製作の映画)

3.0

おいおい!流石に夢ありすぎ!!感満載の映画だけど、それが逆に90年代の映画っぽくてほっこりした。
これが今年公開された映画だったら絶対見てない。

メッセージ(2016年製作の映画)

2.0

まず個人的にSFはハマらない傾向にあるので、こちらも例に漏れずハマらなかった。
ファンタジーすぎる設定の中の、国家間の争いだけがリアル。

SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

-

いやーーーーーちょっと本当に気持ち悪いな。なんだこの現実。
SNSが主流の時代で、子供たちをこういう大人に一切関わらせずに育てることの難しさを痛感する。
もっと国を挙げて検挙すべきでしょ。頼むよ。

流浪の月(2022年製作の映画)

2.0

まあ顔が松坂桃李だから許されたけど、現実で本当に同じことが起こったら、この2人の関係性は許されるのか…っていうモヤモヤは見てる間ずっとあった。
世の大人たちが簡単に肯定して良い関係性でないのは確か。

愛にイナズマ(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

あらすじを読んで、主人公が自主制作映画で一発逆転するサクセスストーリーのようなものを想像していたけど、実際は家族の再構築が本筋の物語で、いい意味で期待を裏切られた。
佐藤浩一演じるTHE・昭和生まれの
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