イエッキースキージュニア

シンドラーのリストのイエッキースキージュニアのレビュー・感想・評価

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)
2.1
ナチ批判映画を作れば受賞ができる、というのは本当だったようですね。

シンドラーがユダヤ人を強制収容所から助けるというのが、ストーリーなんですよね?
SSがユダヤ人を迫害するというシーンを深掘りしすぎるのは時間の無駄じゃないですか?
SSが迫害したということを知りたい見たいなら、別のドキュメンタリーでも見たら良くないです?

同監督作品のE.T.で、主人公の少年を深掘りするために主人公の同級生の学校生活をただひたすら流されたみたいな印象です。

こういう時間を無駄にする映画が許されるのはナチ批判映画だからこそって感じがありますよね。
93年では、こういう映画はなかったんだ!革新的だったんだ!というのなら、見る価値があると思いますが、2022年になっても見る価値があるかといわれると、、、 ないのでは。
というか、ナチ批判映画って、ナチ批判を批判することがNGな風潮あると思うので、自然と点数が上がりやすい仕組みあると思うんですよね。
ずるくないです?
それでいて、監督の親戚が迫害を受けていた関係で、個人的な私怨入りまくり。

私はこの映画に、シンドラーが迫害されてる人たちをどういう形であれ助けるというストーリーを期待していたのであって、迫害で苦しんでる人達を詳しく見たいわけではありません。
ナチ批判映画は良いと思うんですけど、それはナチ批判映画です!という映画で見たいので、この映画はタイトルにそぐわないため、評価を下げざるおえません。
3時間の作品でなく、90分の作品でメインストリーには無用なシーンをカットされていたら、スコア3.5は固かったでしょう。