歴史的激重映画。
ドイツの実業家であるシンドラーは、戦争を利用して工場を設立。
軍に取り入って大量のユダヤ人を雇い、事業を拡大させる。
一方、強制収容所では冷徹な将校によるユダヤ人の殺戮が続き、それを目にしたシンドラーの心境に変化が生じていく。
第二次世界大戦時、生産力という名目で1100人ものユダヤ人を救った実業家オスカー・シンドラーを描いた感動の実話。
ユダヤ人の大量虐殺、いわゆるホロコーストを扱った極めて重要な作品だ。
人をゴミのように射殺していく将校は外道そのものであり、命が軽すぎる時代があったんだと痛感されられる。
シンドラーも当初は金儲けのためだけにユダヤ人を使っていたが、結果的に命を救うことに繋がったとは本人も思いがけないことだっただろう。
ラストのシンドラーの後悔には胸が締めつけられた。
調べてみたらメガホンを取ったスティーブン・スピルバーグはユダヤ系アメリカ人だそう。
今なお続くロシアのウクライナ侵攻。
僕は「必勝」ではなく1日も早い「平和」を願います。
