2024年9月12日に視聴。
ぐちゃぐちゃになるくらい泣いてしまった。
どうしてこんな凄惨なことが、この世界で起きてしまったんだろう…という悲しみで胸がいっぱいになる。
この映画はどんなホラー映画よりも怖い。なぜなら、映像の中で起こる悲劇が、まるで本当に起こった出来事のようにリアルに感じるからだ。モノクロの映像、カメラ、作劇は、この映画がドキュメンタリーであるかのような錯覚を観る者に与える。
ホロコーストの犠牲になったユダヤ人は約600万人だと言われている。死んでいった彼らは皆、「生きたい」と願っていた。彼らはただ、「ユダヤ人だから」という訳の分からない理由で人としての尊厳を奪われ、そして無意味に殺されていった。
彼らを救いたいと思うシンドラーさんの想いに胸を打たれた。特に、クライマックスのシーンのシンドラーさんの台詞でボロ泣きしてしまった。
3時間もある映画だ。観るのは大変だろう。特に最初の1時間は退屈かもしれない。それでも、多くの人に最後まで観てほしい。