意外と書いてなかった。
「美しい田舎を捨ててギラギラした格差社会・競争社会に身を置くのは果たして本当に幸せか?/正しい事か?」という自分ごとのテーマを、無機物モチーフの擬人化一本で書ききるラセターの恐ろしさ。
「Mr.インクレディブル」までは割とマットな仕上げのアニメーションだったのに対して、いきなり鬼のような光沢の描写に切り替わる(しかも冒頭から惜しげもなく見せてくる)ので、そこで一旦度肝を抜かれる。個人的に、ピクサーの「映像技術の進化」を垣間見れる作品が2本あると思ってて、1つが本作だと思います。(もう1本は「リメンバー・ミー」。)