桃龍

わが心の銀河鉄道 宮沢賢治物語の桃龍のレビュー・感想・評価

3.5
『銀河鉄道の父』と、ほぼ同じストーリー(伝記だから当たり前か)。
たぶん本作の方が予算がかかっていて、エピソードが多くて面白い。
ゴジラ監督・大森一樹の特撮も効いている。

冒頭「やってはならねえことは食うや食わずの人たちから利息を絞り取るような商売」だから、親に家業の質屋をやめろと賢治は繰り返す。
不労所得が可能なことは資本主義の1つの矛盾点であり、これが賢治の出発点。ますます好きになった。
桃龍

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