確かに編集のリズムがあるような気もするが、それどころではない話法。「とにかくサブテクストの芳醇さが文学なんだ」というのはめちゃくちゃ沁みた。ドキュメンタリー見てからじゃないとマジで理解できなかったので助かる。理屈というより、撮りたいショットに当てはまる脚本を組み立てていったらこの映画になりましたという…。廊下の長回しとかゴダールよりもウェルズの未完成作品っぽさ。金塊にしてもそうだけど、何かが失われている、しかし失われたものはそれではない…こういう喪失感の描き方、デニスホッパー映画っぽい。テキトーだけど。