小枝

ハリー・ポッターと賢者の石の小枝のレビュー・感想・評価

5.0
Netflix様の寛大な処遇に手を合わせながら、親の顔より観た1作目をもう一度。何度観てもめちゃくちゃ面白いですね…!

やはり魔法の魅せ方がダントツで上手。最初に(お〜)と感動するのは、ハリーとハグリッドがパブの奥からダイアゴン横丁に入る場面。壁というのは本来「外と内を隔てるもの」という固定観念があるだけに、あの入り方はずるい。ほとんど製作陣に「魔法はあなたの固定観念を壊しますよ」と言われているようなもので、もう参りましたって降参したくなる。
ダイアゴン横丁でハリーが杖選んでる時に、振った杖が暴発しちゃってそっと杖を机に置くの好き。かわいい。

私は大人陣に好きな人が多くて、マクゴナガル先生なんてハリーの箒の資質を見抜くやいなや、強引にチームに引き合わせて且つポンっとニンバス2000を買い与えるあたり。自分のチームには投資を惜しまない良い経営者かよと。

スネイプ先生は相変わらず教室の扉を開けた瞬間に授業始めるし。あれ何回観ても笑っちゃうんですよね。教える気無さすぎると思って。

ダンブルドアの隠しきれないグリフィンドール好き。あれはちょっと歴代のスリザリンからヘイト集めてるのも分かる気がするわ。「さて。わしの計算が正しければ…」じゃないぞ。悪戯っ子の目をしやがって。

長くなったけど、なにせここから全てが始まり、ここに帰ってくる伏線も多い。子どもの浅はかな決めつけが原動力のストーリーで、やや説明に欠ける場面もあるけど、この頃の純粋無垢な笑顔を観れるのも今のうち。どんどん背負ってる使命が重くなっていきますからね。仲間と力を合わせて頑張れハリー。
小枝

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