ザックス

ハリー・ポッターと賢者の石のザックスのレビュー・感想・評価

3.0
最後のシーンの、賢者の石はそれを使わないもののみが手にすることができるという台詞がよかった。愛の印をもった、恩寵者の可能態、すなわち潜勢力、その石を砕くべきだとした校長の判断は興味深いものだが、逆から読むと、恩寵を与えられたものは一人しかいなくて、他のものは全員それを求めるが、手にできないこと、生まれながらにしての「行使しない」王の認識が確認できたのはよかった。まあ隠された神の国としてすべてが聖書通りなのだが。あの種族が作ったのだから作品なのだからね。
まあリアルでは学校で、流血殺人未遂沙汰の教師を雇ったこと、それに殺されかけたこと、そいつを殺したことなど、一切のトーンがファンタジーとして、異なった視点のもとの作品なのだろうが、まあ逆に理解が難しかった。