✨✨イルミネーション✨✨
と言わんばかりの頭が悪い最後のセックス場面の演出を考えた人はたぶん天才か馬鹿。
恥辱がキーとなっていると思う。
過去の恐怖から おちんちん に恐怖症を抱くがレイプされる淫夢を見る女と、心に獣を住まわせるセラピストが別荘にて狂う。
最初は物語の内容的にフロイディズム的なヒステリーなどといったものを彷彿しそこから精神分析などが散見できるが、後半に行くほどフロイディズムよりバタイユ的なエロティシズムに向かっていく。
それもそのはず。本作におけるピンク要素が調教的なSMであり、サディズムとマゾヒズム的な心理に向かっていく。
サディズムとマゾヒズムの精神分析を過去をリビドーとして描いた佐藤寿保の『変態病棟 SM診療室』があるがそれとはまた違った感じ。
本作は、二人以外存在しない別荘で獣となり堕ちていくけれども、こちらは人間本性としての恥辱。恥辱するというSMとして逆説的だからこそ勃興する。
プレイとしては不倫やSM的な調教だけど牛乳ぶっかけから、ピアノ線で乳首を吊りながら鈴をつけるというそこそこマニアックなシチュエーションがあるのが良かった。
下手に鞭打ちなど多くのSMモノに多そうなのは意外とないのが印象的だった。エロい黒服は出るけど。
だけど抜けるとしたやっぱ青姦フェラチオでしょうか。