akannpani

白い肌に狂う鞭のakannpaniのネタバレレビュー・内容・結末

白い肌に狂う鞭(1963年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

ゴシックホラー 

クリストファーリーが、死者になってから鞭打ちするとこで、顔の照明が、
青から緑そして赤くなっていくところに
ゾッとした
終始影がスクリーンを占め、
見えるところと、見えずに潜むところができている

死んでから、顔は半分しか見えなかったり、
兄を探す弟の、恐怖などの感情や二面性を、影、光。の順に顔半分だけ見せたりと
巧みに計算され尽くしている

風の音といった音も不穏である。

それ自体は実態がある中で、妻にしか姿は見えず、男女の兄弟間での関係性といったりストーリー性も面白かった

カラーでありながらその要素をほとんど使わないが、要所で使うカラーがとても効いている。

ラスト鞭が燃えさかりながら動いてるのも、死者の2人を、この世に感じさせる。

秘密の通路という設定が、作中の時間軸をズラさせることができ、そのタイムラグが終盤に活きる(簡単に言うと近道)

サディストとマディストという、理屈ではない、ダメと分かっていながらも抑えられず求めていく姿に、人間の仮面と裸を見た
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