心霊ルポの執筆者でオカルト作家マイク・エンズリン(ジョン・キューザック)にニューヨークにある「ドルフィン・ホテル」の葉書が届く。差出人不明のハガキには「1408号室には入るな」と書かれてあった。興味をそそられたエンズリンは調査を開始、その部屋は過去に宿泊客56人が全て不審死や自然死していた。彼は宿泊することを決意するが、彼を待っていたのは奇妙な支配人出演者サミュエル・L・ジャクソンだった。
要するに、絶対に入ってはいけない禁断の部屋に、幽霊の存在を信じていないルポライターが飛び込んだら、どんなことになるのかという単純な話なのだが、
これが怖い。特に前半は悶絶ものの怖さだ。
しかし残念ながら、後半から少々持て余し気味になる。もしこの後半が驚く仕上がりだったら、それは本物の恐怖になるのだが、これはなかなか難しい注文だ。大概のことはすでに経験済みだから驚かない。もちろん映画で。^_^
それにしてもスティーブン・キングの作品は、単純なホラー映画にも必ずひねりが入れていて、安定して面白い。ある程度は絶対に楽しませてくれる、素晴らしい作家だと思う。本は読んだことないけど。いずれ映画の方は全作品、完走したい。
余談
(※私は兄の影響で小説は日本純文学限定、海外はイギリス、ロシア、フランスなどヨーロッパの名作と相場が決まっている。アメリカ文学は全く興味なしなのだ。)