1958年モノクロ作品
息をするように笑顔で人種差別をする人々。
彼等の様に、助け合わねばならない状況を経ない限り、その差別は無くならないのか……
囚人移送中の車が事故る。
白人のジャクソンと黒人のカレンが脱走。
人種偏見から争いの耐えない2人だが、手錠で繋がれている為、助け合わねばならない。
川に長され、蛙を食らい、共に過ごす中で、徐々に互いを信頼するようになるのだが………
逃げた2人に対し
「そのうち勝手に殺し合うから追跡しなくても良い」
なんて知事が言うような時代。
意外にもジャクソンにはそこまで差別意識はない。
問題は、脱走中に出会う一般人。
親から子へ、まるで九九を教えるかのように差別が植え付けられ、それが常識になってしまう。
子供の反応、彼を育てた母親が一番恐ろしかったです。
と、暗いことばかり書きましたが、脱走のハラハラや、追っ手のヘボ保安官、可愛い警察犬など、他にも見所はたっぷり☆
97分でサクッと楽しめる良作でした!