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羊たちの沈黙のよのレビュー・感想・評価

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)
5.0
サスペンススリラー映画の最高傑作。
クラリスを取り巻く男社会において、レクターだけがクラリスの理解者である、という痛烈な皮肉が良い。
原作物語のプロットを全て網羅しつつ、映画として不足ない語り口で展開する脚本が見事。レクター脱獄、犯人との対決のシーンは小説版にかなり忠実だった。
会話のひとつひとつが意味深で繊細、良い緊張感を持って最後まで観ることが出来る。
不気味で残酷だけれど、何故か美しい世界観。不朽の名作。
よ