マッサージ屋2号店

羊たちの沈黙のマッサージ屋2号店のレビュー・感想・評価

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)
5.0
『フィラデルフィア』ジョナサン・デミ監督作品。
連続猟奇殺人事件をFBI実習生が元精神科医の囚人のアドバイスを聞く物語。

劇場公開時以降、何度目かの鑑賞。
第64回アカデミー賞で主要部門を獲ってる作品なんですが、当時は驚きました。
まだ10代だった私なのでそんなにアカデミー賞作品を見ていたわけでもないですが、こんなエグい映画が獲るのかと。

久しぶりに改めて見ましたがストーリー展開が面白い。
女性を殺して生皮を剥ぐという猟奇殺人事件が起き、それを同じような猟奇殺人で捕まり拘束されている元精神科医ハンニバル・レクターに犯人のヒントをもらおうという流れ。
ハンニバルを演じるのがアンソニー・ホプキンスなのだが、佇まいが序盤から気持ち悪い。
静かな狂気を漂わせているというか…。
この作品のインパクトが強すぎて彼の後の出演作品がどれも狂気が見えてしまうのは私だけ?(笑)

ハンニバルにアドバイスを聞くのがジョディ・フォスター演じるクラリス。
まだ若い頃のジョディ・フォスターですが子役から映画に出ている彼女なのでこの難役も見事にこなしています。

犯罪者から犯罪者の心理や行動を聞く…というスタイルは後々に他の映画でも出てきますが、これが多分本家でしょう。
斬新で驚きましたよ。

最後までスリリングで目が離せない作品でしたね。