ブサ猫太郎

羊たちの沈黙のブサ猫太郎のレビュー・感想・評価

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)
3.8
FBIの訓練生クラリスはアメリカ各地で若い女性が皮膚を剥ぎ取られる通称バッファロー・ビル事件を解明するために猟奇殺人犯レクターとの捜査を命じられる。しかし、レクターとの接触はクラリスの幼少期のトラウマを思い出させていく…

FBI訓練生が猟奇殺人犯との問答の中で事件を解明していく物語。

口元が蛾で覆われた女性のポスター。映画好きじゃなくても知っているほど有名な作品だけれども今までチェックしてなかったのでようやく視聴。

いや、もうポスターの放つインパクトを遥かに凌駕。映像越しでも臭いが漂ってきそうな生々しい遺体や質感まで伝わってくる皮膚のドレスとかの画の強さはもちろんのこと、レクターとバッファロー・ビルの狂気が凄まじかった。

内に秘めた狂気を爆発させるレクターと常に発散し続けているバッファロー・ビル。タイプの違う狂人を相手にしないといけないクラリスは本当に大変だと思う。

どこまでいっても理解することの出来ない狂気に惹かれる作品だった。