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羊たちの沈黙のサのネタバレレビュー・内容・結末

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

初めて名作ホラーを観た。
実際の犯行などの手法をみて、自分はなんてのうのうと、呑気に暮らしてたんだろうかと思った。それぐらい考えもしてなかった。

ビジュアルだと、クラリスの顔に、ガラスの反射でレクターの顔も映っているシーンが印象的だった。

自分も精神病で、常にどこか自分が劣ってるとか可哀想だと思っていたのかもしれないと気づいた。
だけどあくまで人を裁いているのも人で、何が普通なのかは永遠に謎だし危ういものだなとやはり思った。

あとは、人なんて所詮いつでも嘘をつけるんだから、悪い意味じゃなく信じられるのは一生自分だけだと痛感した。


内容について、知識と思考力が足りず疑問になったままの点を書き残しておく。
レクターが監視官をキリストのように?飾ったのか。脱獄のシーンでかかっていたクラシックの曲名はなんだったのか。
クラリスの上司がビルの家だと思って最初に突撃した家はなんの家だったのか。
そもそもレクターはなぜカニバリズムに目覚めたのか。何を思って食べているのか。なにか背景があるのか知りたくなった。

「羊たちの沈黙」というタイトルは、私なりには逃げられるのに逃げられない、変われるのに変われない人たちへの揶揄なのだと思った。全然わからんが。

あとはあまり関係ないかもしれないが、誘拐されたキャサリンが、助けが来た時にずっと騒ぎ続けているシーンが妙に印象的だった。
サ