蒲焼きたろう

羊たちの沈黙の蒲焼きたろうのネタバレレビュー・内容・結末

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

この「刑務所内のヤバ犯罪者から助言をもらって現行の事件を調査する」という展開はここから広まったのだろうか。そう考えると、もはやテンプレになっているこのストーリーを楽しめるのかな...?と序盤までは考えるのだが、中盤以降、レクター博士が脱獄してからの盛り上がりが尋常じゃない。そして、レクター博士がヤバすぎてなかなか話題にならないがバッファロー・ビルも良いキャラだ。暗視ゴーグルで目標を捕捉し、卑劣な手段で連れ去る。こっちは現実感あって怖いかも。バッファロー・ビルの部屋の作り込みは見事。マネキン、蛾、新聞紙、穴、犬。とても良い。

あとこの作品、やたらと動物が話の中に出てくる。蛾、犬、羊は印象的だが、猫も出てくるし、犯人の通称も「バッファロー」。俺は無教養なもので、これらの意味はわからないけど、考えてみるのはおもしろい。