初めて鑑賞した時の衝撃は忘れません。
「映画としての完成度が異常に高い」と感じるのはなぜか。
個人的に「主要登場人物・主人公ですら死んでも生きていても物語として正解」と思わせる演出な点です。つまりサスペンスとして本当の意味で予測がつかないのです。
そして言わずもがな、知的で紳士的そして殺人鬼というレクター博士の強烈なキャラクターから感じるカリスマ性に美しさに近い感動を覚えます。
当時の有名異常快楽殺人鬼数人をモデルに描かれた小説の映像化ですが、見るたびに登場人物それぞれの立場から強烈に感情を揺さぶられる名作です。
3度目鑑賞25.2.20