このレビューはネタバレを含みます
レクターとクラリスが喋ってるだけなのにあの緊張感は何だ。
一瞬指先が触れただけなのにあのエロさは何だ。
はぁはぁ言いながら恍惚の表情で殴り殺して顔面つまみ食いした後なのにあの優雅な静けさは何だ。
あれが賢者タイムというやつなのか。
映画の尺の中によくあれだけのエピソードと丁寧な描写を詰め込んで駆け足にならなかったもんだ。奇跡じゃなかろうか。
味方のフリして敵を欺き脱出作戦といえばレオンだけど、公開年としてはこちらが先のよう。
レオンの方は(がんばれ…もう少しだ…!気を抜くんじゃない…!)と応援してたけど、
レクターは(おいおいマジかよアンタ…生皮…)と軽く引いた。
何にせよ私の好きな悪役トップ3に入る魅力的なキャラクター、ハンニバル・レクターがシリーズ通して一番堪能できるのはこの作品。