あしからず

夜と霧のあしからずのレビュー・感想・評価

夜と霧(1955年製作の映画)
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ペン1つで消える命に唖然。観なければと長年思いながらどうしても観れなかったけどやっと。
フランクルの「夜と霧」は内からの視点、レネのこちらは外からの視点で収容所を写す。緑が生い茂り観光地と化したかつての惨劇の場。持ち物を奪われ、名前を奪われ、人権を奪われ、感情を奪われ、命を奪われ、死んだ後も踏み躙られる人達と踏み躙った人達が確かにいた。
負の歴史が薄れることは脅威なのか幸福なのか、それでも事実から目を逸らしてはいけない。
あしからず

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