バイオレンスな内容がありつつも、親心、ふと芽生えた絆、人の優しさに心があたたかくなる映画。
バス運転手の父親とその息子カロジェロ。ある日、カロジェロが事件を目にしたことをきっかけに、マフィアのボスであるソニーとの交友関係ができる。
ソニーと別れて真っ当に育ってほしいと思う父親とは裏腹にソニーを慕うカロジェロ。父親とソニーは環境や考え方は違えど、2人とも本当に素敵な父親に見える。やり取りにすごく愛がある。
マフィアの世界の中に見えるほのかな愛情や微笑ましい姿が、何とも胸を熱くさせてくれた。
父親がロバートデニーロ、ソニーがチャズパルミンテリってところがまたハマっていた。
不良少年たちとのつるみや、初めての愛する人との出会いなどの青春要素もありつつ、人種差別の問題も絡んでいてなかなかにリアルな感じがしてよかった。