映画男

ブロンクス物語/愛につつまれた街の映画男のレビュー・感想・評価

4.5
デニーロ初監督作品。エンドロールで「この映画を親父に捧げる」とテロップが出るように、自身の少年時代の自伝的作品になっている。

ギャングの人間関係、ヤンキース、ロック音楽、黒人差別、60年代のニューヨークの印象的な出来事もうまく取り入れて内容も丁寧にまとまっている。デニーロの映画愛をひしひしと感じた。

「グッドフェローズ」で主人公が憧れるギャングを演じたデニーロは、それとは反対に、ギャングに憧れる主人公の親父を演じた。目立ちすぎず、抑えた演技が良かった。ラストでちょこっとジョーペシが出るところもファンにはたまらんサプライズでした。


ギャング役のソニーの演技がすごく自然で良かった。
「運命の女に出会うのは人生で3人だけ」

「おれの人生を真似するな。これはおれの人生だ。自分の人生を生きろ」

などなど、教訓になる名台詞も多々あって、ためになった。

すごく良い作品なので観てない方は是非見て欲しいです。以上。
映画男

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