Mana

哀愁のトロイメライのManaのレビュー・感想・評価

哀愁のトロイメライ(1981年製作の映画)
3.5
クララ・ヴィークの子ども時代からシューマンとの結婚まで。
愛の調べより、史実に忠実な映画という印象。シューマンの日記にあった弟が叩かれてるそばで平然とピアノを弾いてたというエピソードも出てきた。

父親がクララを支配下におこうとするのは、金銭的な利益のこともあるし、自分のピアノ教師としての能力の証明でもあるんだろうなと感じる。
クララがシューマンと結婚したのは単に彼が好きだっただけじゃなく、父親の支配下から連れ出してくれると感じたからじゃないかとも思ってしまう。

でも、その結婚も…
最後は幸せいっぱいのようでありつつ、その後の横暴と束縛を感じさせる演出が良かった。
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