まふまふ

ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全オリジナル版のまふまふのレビュー・感想・評価

5.0
名作の中の名作、と名高い
『ニューシネマパラダイス』
これは絶対に観ておかねば!!
とずっと思い続け、やっと観れた。
まさか3時間あるとは...
でも、入り込んでしまった。
こんな時間がたっているとは気づかなかった。

パッケージを観ただけだと、
可愛い少年と優しそうなおじいちゃんの
絆を描く感動物語かなー、てだけ思ってた。
しかし、実際は 映写機が大好きなトト少年の40年にも及ぶ半生を描き、
映写機のおじいちゃん アルフレード
との絆を、愛を描いたヒューマンドラマだった。
少年の半生まで描いてるとは思いもよらなかった!

まず何と言っても音楽がいい。
ここぞっていう名シーンで
必ず流れる「愛のテーマ」が最高。
涙をそそる。
サクックス、鉄琴の旋律がいい。

そして綺麗で胸に刺さる台詞の数々。
「おまえは私より盲目だ」
狭い世界でしか生きていない
トトに向かって、アルフレードが言った言葉。

「自分のすることを愛せ」
「帰ってくるな
私たちを忘れろ
手紙も書くな
郷愁に窓わされるな
すべてを忘れろ」

アルフレードの何よりの優しさ。
自分の世界を広げてこそ、
本当に自分のすべきことが見つかる。

大好きな台詞
「もうお前とは話さない、
お前の噂が聞きたい」

エレナも可愛かった。
30年越しの愛が確かめられたシーンは
この上なく微笑ましく感じた。

ラストシーンは
伏線が張ってて涙なしではみれない。


なんか、もっと大人になってみたら
また違う見方ができる映画だと思った。
経験を積まないと。まだ子供だな。







文字起こし↓
昔むかし王様がパーティをひらいた
国中の美しい貴婦人が集まった
護衛の兵士が王女が通るのを見た
王女が一番美しかった
兵士は恋におちただが
王女と兵士ではどうしようもない
ある日ついに兵士は王女に話しかけた王女なしでは生きていけぬと言った
王女は彼の深い思いに驚いた
そして言った“100日の間 昼も夜も私のバルコニーの下で待ってくれたらあなたのものになりますわ”
兵士はすぐにバルコニーの下に行った2日・・・10日 20日たった
毎晩王女は窓から見たが兵士は動かない
雨の日も風の日も 雪が降っても鳥が糞をし蜂が刺しても
兵士は動かなかった
そして90日が過ぎた
兵士はひからびてまっ白になった
目から涙が滴り落ちた
涙をおさえる力もなかった
眠る気力さえなかった
王女はずっと見守っていた
99日目の夜
兵士は立ち上がった
椅子を持っていってしまった
最後の日に?そうだ最後の日にだ
なぜかは分からない
わかったら教えてくれ
まふまふ

まふまふ