スギノイチ

オー!ラッキーマンのスギノイチのレビュー・感想・評価

オー!ラッキーマン(1973年製作の映画)
2.8
昔、ヘレン・ミレンとマルコム・マクダウェルがビル街の屋上で語らうシーンだけTVの特集か何かで目にして、あれは何の映画だったのかとずっと心に残ってたが、コレだったのか。

若きセールスマンの地獄めぐりを通した風刺劇。
即興のような感じで脈絡のない複数のエピソードが追加されていく作りで、同じ俳優が別役で何度も出てくる。
豚の体になった男だの何だの、たまにギョッとするシーンはあるものの長くて飽きる。
『時計じかけのオレンジ』を意識しているシーンが多い(窓から落ちるシーンなんてトレースレベル)だけに余計辛く、向こうがいかに無駄のない映画だったか思い知らされる。
アバズレ役で登場するヘレン・ミレンがはち切れそうにエロかったのは収穫。

ちらっと『時計じかけのオレンジ』のディム役が出てた。
アレ以外で初めて見るが、医者役が似合ってない。
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