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クリスチーネ・FのKCUFUMIのレビュー・感想・評価

クリスチーネ・F(1981年製作の映画)
4.5
実録手記に基づいた未成年ジャンキーの伝記映画。

13歳の少女クリスチーネがドラッグに溺れ落ちていく姿が生々しく泥臭く描かれている。

夜のクラブ、公衆便所、変態とヤク中ばかりの駅、売春、注射針、禁断症状…

最初の13歳の可愛らしい少女の顔はどんどん汚らしく崩れていき最後にはオバさんのようになっていた。ホラーだわ。

メンタルやられてくし、途中で観るのやめたくなるほど痛々しいくて疲れるんだけど、更生するのかな?って期待しながら最後まで観たが、そんな訳ない。
片足突っ込んだら最後。
依存の沼。
堕ちるとこまで堕ちて救い無し。

主演の女の子の迫真に迫った演技が凄すぎてリアルでめちゃくちゃ気持ち悪かった。
禁断症状で頭オカシクなりながら壁にゲロ吐きまくったり、汚ねぇ便器に頭突っ込んだりさ。
また可愛いらしい子だから観てて辛かった。
ドラッグ ダメ 絶対ってコレでもかと見せつけられる映画。

クリスチーネはデヴィッド・ボウイのファンなのでデヴィッド・ボウイのライブシーンがあって(本人出演)そこが唯一の13歳らしい青春を感じられた所かな。
主題歌や挿入歌もデヴィッド・ボウイ。

実在する本人は、この作品でデヴィッド・ボウイと知り合ってから女優や音楽家の仕事をするようになり度々薬物依存になりながらも生存しているようです。
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