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エネミー・オブ・アメリカのSIのレビュー・感想・評価

エネミー・オブ・アメリカ(1998年製作の映画)
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2021.8.16
自宅TVにて鑑賞

人権派弁護士の主人公は偶然再会した大学の友人から、NSA重役による殺人が映ったビデオを受け取ってしまう。NSAによる監視や追跡、信用低下行為が始まったところ、地下に潜っていた元NSAの凄腕諜報員に助けられ、元カノが殺され、テープは焼け、NSAに捕まるも、主人公の機転により追っ手は壊滅、二人は元の生活にそれぞれ戻っていく。

「カンバセーション…盗聴…」と同じキャラのジーンハックマンということで鑑賞。
ホンが若干粗いか。レイノルズ(ジョンヴォイト)との交渉シーン。ジーンハックマンが何をしたかったのかが分からず。その他、展開が読めてしまうところ多々あった。
ただ、プライバシー侵害の監視への恐怖を、テーマとして取り上げているのは見事。時代性あり。
ランジェリー店で妻にプレゼントを買うシーンは、ウィル・スミスらしくて良かった。

演出はカットの積み方が細かく、カメラワークは回りこみが多い。上手くまとまっている。
アジト爆発シーンは素晴らしい迫力。
クライマックスのイタリア料理店での銃撃戦は最高のカタルシス。絵の質感がかっこよかった。

ジーンハックマン最初の登場カット、運転中に主人公を見つけあの驚いたような顔。最高のコロガリ。ダサさが可愛くて良い。
出てきてからグッと面白くなるも、出てくるのが遅い、、、

良い映画でした。
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