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風の女王のseapony3000のレビュー・感想・評価

風の女王(1938年製作の映画)
5.0
フィルセンではじめてみたときは、いい人ぶっていた佐野周二のやらかしばかりを記憶して楽しかった気がしていたのだが、けっこう笑えない悲惨な話でションボリした。ここでも笠智衆の訛りだらけのプレイボーイandクズ男ぶりが輝いている。アプレの高杉早苗のクラッシャーぶりもイライラするほど素晴らしい。結局ほのかに佐野周二に好意があったのかはっきりしない三宅邦子も、手紙で大泣きしたあとはさっぱりと気持ちを入れ替えてのパリ出港。三宅邦子の未来がいちばん明るい。

※「四人目の淑女」ともどもゆーーチューブにて
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