このレビューはネタバレを含みます
子ども同士のケンカの事で話し合いする、2組の夫婦。
余計な一言の連続で、帰るに帰れず話題もあちこち飛火して敵味方すらもコロコロ変わる。
おもしろ逸品コントでした。
作りも演者も言うことなし。
間も立ち位置もアイテムも最適。
プッツンしたジョディフォスターの首すじもさすがだなと思いました。
短い作品だったけど、長時間見てたい。
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『大量虐殺』
リベンジスコア5.0
【子供のケンカだね】
冒頭から沸き起こる〝日常〟あるある問題を、神演によって笑いと感動に変えて観せてくれる“ロマポラの奇跡”。
情緒穏やかじゃない!
初観のインパクト通り、季節のように移り変わる敵味方ポジショニングと、首演女優賞のジョディさんにしか出せない圧(w)がクソおもろい!
【フジーター】
平和を語って、他人の意見の受皿ちいちゃい。
謝られているのに無視、謝っているのにオコ。
〝美しい〟とは対極スマイル。
一瞬、向こうの旦那(ブタ鼻弁護士)がレクター博士だったら?と妄想してうれ吐きしそうだった。
【法の根底にあるのはもちろん暴力だ】
エンエン続く、“狼たちの雄弁”。
ケイトと水没w
核心ブレまくったそこらの伏線回収ものとは次元が違う、充実展開と(作中での)決着。
それでいて〝ポップ〟なカンセイ品。
主語は誰で軸は何(子供、仕事、金、物、知識、時間…)か、怒りか笑いか、普通とは、自由とは、それは楽しいことなのか?
日頃感じてる人のあり方、関係性、善悪などなどのトピックもつめつめで、[もしも自分が教師だったら道徳の授業で使って生徒さん達がどう解くのか知りたい]ランキングNO.1。
THIS IS ザ・茶漬け映画。
THIS IS ジ・お茶漬け映画!
昨日、理解力と思考能力なんかを心の友とだべってて、やっぱし人間色々、説明によってすべてを解らす(解ろう)なんてことは土台無理なんだと腑に落ちました。
不健康過多なこの世の中、“そこに心はあるのか?”に尽きると思っております。