Fifth viewing
●□とても重厚なクラシック、何処を切り取っても絵画になります。悪には際限は無く正義には常に弱点が付きまとう。貫こうとすればその棘は身自らを刺し、心を蝕んで行く…しかし人は必ず正義に帰ってくる、暗闇では生きてはいけないから、光を求めるように。
決して美しく誇り高い正義を追い求めた作品ではなく、たとえその体に返り血を浴びようとも手を汚そうとも志半ばで散っていた仲間のため、犠牲になった人のために。
エンターテインメントとして素晴らしく見ごたえ十分。有名な駅での階段のシーンや善悪の逡巡の所がちょっと訝るけど人間らしいジレンマがこの作品の醍醐味ですよね。人は不完全で過ちを犯します、神ではないから。
Wieder dieser wundervolle Film-13
22(001)-800