ヴぇる

アンタッチャブルのヴぇるのレビュー・感想・評価

アンタッチャブル(1987年製作の映画)
3.6
1度見たら忘れられない程強烈なインパクトを残してくれる最高の映画であり、何度も見たくなるギャング映画の筆頭候補だ。

OPはスタッフロールだけで背景に何の工夫も見られないが、あの音楽BGMだけで全ての気持ちを掻き立てられこの映画はとんでもない作品なのではないか?という期待が膨らむ。実際たった5分だけで今作に惹き込まれる。

俳優達の演技は語る必要すら無いほど素晴らしいもので彼らによって今作品は完成したと言っても過言ではない。
中でもデニーロは本当に別人なのではないか?と思わせる程で驚きでしかない。

ただ所謂名シーンと言われる駅でのシーンは正直冗長的で少しくどいと私には思う。
緊張感はあるにはあるが、言うほどか?とも思ってしまうのは何度も何度もこのシーンを見たからでは無いはずだ。アンディ・ガルシアが出る最後は確かにかっこいいが。

総評としては、マフィア映画は人物が死んでこそ評価はは高まるという傾向が名作には多いと思うが今作もその設定に漏れず人物描写は欠かさず素晴らしい脚本であり、シックな雰囲気を最後まで貫き通した芸術的な作品だ。
また、ある程度は史実に基づきノンフィクションとして見れるのもいい所だと思われる。
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