オーウェン

キリング・フィールドのオーウェンのレビュー・感想・評価

キリング・フィールド(1984年製作の映画)
5.0
この映画「キリング・フィールド」は、カンボジア内戦の悲惨な実態を描いた、人間ドラマの秀作だ。

戦乱のカンボジアで、ニューヨーク・タイムズの特派員として、命懸けの取材を続け、帰国後にピュリッツァー賞を受賞した、シドニー・シャンバーグの体験記事の映画化だ。

シャンバーグと彼の通訳兼助手として働いていた、カンボジア人記者との友情、混乱の中での別れ、そして劇的な再会までが描かれる。

監督は英国のテレビ界出身の新人だが、アクションあり、サスペンスあり、感動ありの社会派エンターテインメント大作を、手際よくまとめていると思う。

国境なき世界を歌ったジョン・レノンの「イマジン」がラストに流れ、感動をもたらしてくれる。
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