カスパー・ハウザーの謎のぶんのレビュー・感想・評価

とても16歳には見えない役者ですが､施設に居た知的障害の青年だそうです。

幼年期を地下牢で家畜のように過ごし､いきなり社会の渦に放り込まれたカスパーハウザー。
立ち上がるところから始まり､ものを書き､ものを話し､ピアノ演奏までするようになる。
でも彼は汚れてないんです。純真無垢に感じ普通の人が感じ得ない感情を豊かに表現して詩人のようです。
それがどうしてこうなっちゃったのか､本当に謎ですが､そこはあまり追求していない作品です。