30年程前に観て衝撃を受け、実在人物カスパー・ハウザーに興味を持ちましたが、ネットで何でも詳しく調べられる昨今、カスパーについて散々調べた上で再見してみたら、史実にかなり忠実に描かれているなあと感心…
>>続きを読む社会化されてない存在の目を通して紡ぐ社会批評。特に神についての対話は実に鋭い。キリスト教信者の「『自然な状態』で神の存在を感じたことがあるか?」という質問自体が、自然状態での神の不在を前提としている…
>>続きを読む 作者の人間性が作った作品に影響する、みたいな説にはあまり賛同したくないけど、この監督の映画についてだけは人間力の賜物だなと思う。
これと同じ脚本を同じキャスト、スタッフ、ロケ地で監督だけ変えて撮…
初のヴェルナー・ヘルツォーク作品
17世紀のドイツの街に突然現れた男性。身元不明で手紙にはカスパー・ハウザーであると書かれていた。ほとんど読み書きできず、会話もできない…。そんなカスパー・ハウ…
悪い子バビーの元ネタかというくらい最初は似てた
彼の訴えはどこか真実めいたところがあり、特にメイドに対して女はなんのためにいるのか、女には編み物や家事しかさせないのか、と尋ねるところはなかなか攻め…
16年間幽閉されていたカスバー・ハウザーはもちろん興味深いけど、19世紀前半のドイツの街並、食事風景、時代背景も良く出ていた。牧歌的な景観を眺めているだけでも楽しい。
無知の状態から学習し文明化さ…
人間が人間であるってどういうこと?っていうことが伝えたかったのかなと思った。猫の手を引いて歩くところとかリンゴに意志があるって思ってるカスパーの純粋さが結構かわいいけどそれゆえに苦しんでるところがか…
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