牛丼狂

あなたになら言える秘密のことの牛丼狂のレビュー・感想・評価

2.0
2005年に制作された、イザベル・コイシェが監督したスペイン映画。

邦題とは印象が異なる。
ミステリアスに進行し、それが消えるシーンが主人公ハンナの告白で、そこが山場となる。
告白の内容は、ボスニア紛争による拭いきれない過去。
このシーンではフラッシュバックなどを一切せずに、演技だけで見せる。
演技力には文句がないのだが、演技だけを見せる演出が好きではない。
構成としても、ミステリアスだから興味が湧くのは当たり前で、映画としてセコく見えてしまう。
丁寧で分かりやすく、良い作品ではあると思うが、この種の映画は高評価できない。
★7くらい楽しめるが。

カメラワークが壁ナメが多く、世界ののぞき見ている感覚になる。
手持ちとfixを使い分けており、意図が分かりやすい。
技術はあるが、あまり好きではなく、美しいと思えるものではない。
牛丼狂

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