観終わった後、しばらく呆然としました。
海に建つ採掘所の事故で重傷を負った男と誰とも話さず心を閉ざした、工場で働く元看護師の女性の物語です。
男ジョセフをティム・ロビンスが女性ハンナはサラ・ポーリーが演じています。
ハンナの勤務する工場から休暇を取れ。と言われ、たまたま、ハンナが男の看病をする事になります。
両腕両脚を骨折し、身体中に火傷を負ったジョセフは採掘所のベッドで寝たきりで目が見えません。
淡々と世話をするハンナに語りかけるジョセフに事務的に応えていたハンナでしたがジョセフの優しさとユーモア溢れた語りにハンナは次第に心を開き、誰にも言わなかった過去の出来事を語ります
ハンナの語る過去は想像を絶します。
「悲しい」とか「切ない」とか、「言葉」で言い表せる程簡単なものでは無いと思いました。
同時に「怒り」も感じます。
ジョセフは優しく強い男だと思いました。
ハンナもジョセフに救われたかったのではないでしょうか。
ティム・ロビンスの静かな語りと次第に変わっていくサラ・ポーリーの表情が素晴らしいです!