この映画、（1981年2月以来）３８年ぶりに観たが、前回観た（130分版）よりも長尺の『恐怖の報酬～ディレクターズ・カット版』（149分）であり、やっぱり観ていて、本当にドキドキさせられるアンリ＝ジョルジュ・クルーゾー監督作品。
あらくれ者達が、石油火災を鎮火させるために大金を得られるということで、ニトログリセリンをトラック運搬するスリルを描いたサスペンス。
トラックが出発するまでに３０分ぐらいの時間をかけており、やや冗長な感じがした。
それでもその後の２時間は、手に汗握る展開で面白い！
彼らが運転するトラックの先には、次々と難関があり、カーブしづらい場所の今にも崩落しそうな高台、道路の真ん中に大きな落石、重油の池など、ニトログリセリンが爆発しないか、本当にドキドキする！
先日観たウィリアム・フリードキン監督の完全版と比べてしまうと、フリードキン版の方が良く出来ていると思うが、そもそもこのオリジナル版がなければ…なので、やはり素晴らしい！
音楽も「♪美しく青きドナウ」などの使い方が上手く、見事な展開をみせる大傑作！
