ゾ

ニンゲン合格のゾのネタバレレビュー・内容・結末

ニンゲン合格(1999年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

西島秀俊って西島秀俊の喋り方をするから好きだ 
なんでタイトルがニンゲン合格なんだろう 太宰治の逆をいくような感じでもなかったし
家族バラバラで、一瞬つながりかけたけど解けて、せっかく目覚めたのに死んでしまった
あのピンクの怪しい祭壇なんだったんだ
母親と妹と義弟?と過ごしてる短い間だけ、ご飯のシーンが外の窓から覗けるところよかったな
1人になって暗い食卓で、フライパンから直に食べるご飯が明かりで照らされてて、自分は真っ黒で
フジモリさんが他人なのに一番豊を大事にしてくれてたのかもしれない
みんな傷ついて苦しんでて、でもいちばんそうなのは主人公だったのに、誰もうまくその傷を癒すことが最後までできなかった
大杉漣が人間らしいというか、器小さめの役やってるの見るの珍しかった 
馬かわいかったなあ 
嫌がるときにしゃがみ込んで引きずられてくの子供あるあるでニヤニヤしながら見てしまった あとすぐに全力で走るところ
本屋の鍵あけて万引きするところ、静かに三人別れるところ、パーティーの盛り上がりと終わりを見てるみたいだった
豊があどけなくて、でも大人らしい仕草もだんだん身につけていって見てて苦しかった 10年急に飛ばして人生やるのキツすぎるよ 死んでしまって悲しかったけど、この方が良かったんだろうか?と思ってしまって、それも余計悲しかった
ニューヨークにも行かないで、遠くに行かないままで死んでしまった
ゾ