若大将オーウェン

1941の若大将オーウェンのレビュー・感想・評価

1941(1979年製作の映画)
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金と豪華キャストの壮大な無駄遣いドタバタスラップスティックコメディ映画。

冒頭からジョーズのセルフパロディからの「ハリウッド!」でおふざけ映画であることは十分わかる。

ところどころ面白いシーンはあるし、(ダンボ見るところ、ダンスシーン、戦闘機のシーンなど)ジョン・ウィリアムズの劇伴は最高。我らが三船もいつもの演技を真面目にやっていて素晴らしい。

ただスピルバーグもこれを機に謙虚になったと語っているが、全体のコントロールができてない映画だと思う。
まとまりのないとっ散らかった話で、予算と同じく膨れ上がり肥大化した何かが残されただけ

キューブリックがコメディではなくドラマとして制作する必要があるとアドバイスしたらしいが、そうすればもしかしたら「博士の異常な愛情」のようなブラックコメディになっていたかも

でもなんでこんな映画を作ったのだろう、こんなに予算をかけて…笑