【第27回アカデミー賞 主演女優賞他全6部門ノミネート】
ジュディ・ガーランド版として有名な本作、期待してた割にはそこまでハマらなかった。ただ傑作だとは思う。
個人的には1937年版の方が物語、特にノーマン側のある決断に至るまでの描き方が丁寧で感情移入できたしジャネット・ゲイナーもよかった。
ただ本作ではとにかくジュディ・ガーランドの歌が凄い。こんなにパワーのある歌を聞かされたらそりゃ「スター誕生!」ってなるわ。また色使いの鮮やかさも同じジョージ・キューカー監督作『マイ・フェア・レディ』と同じく素晴らしい。『マイ・フェア・レディ』では白の使い方が印象的だったが本作では赤の使い方が印象的。
とにかくジュディ・ガーランドに圧倒される映画。期待してたほどではなかったけど良かった。観るべき。
あ、ただやっぱり「スター誕生」シリーズの中ではレディー・ガガ版が最高傑作だと思う。歌の力、カメラワーク、キャラクターの掘り下げなどパーフェクト。