すずす

スタア誕生のすずすのレビュー・感想・評価

スタア誕生(1954年製作の映画)
3.5
スターの階段を駆け上がる女優と、逆に、落ち込んでいく中年男優を描く、ミュージカル仕立てのドラマ。ハリウッド内幕もあり、アメリカ映画の古典
とも云える一作。

都合4回映画化された2回目で、国立映画登録されています。休憩を挟んで3時間。

キャサリン・ヘップバーンなど女優を輝かせる映画に定評があったジョージ・キューカー監督。
ジュディ・ガーランドの資質を活かし、歌って踊るミュージカル場面が多く盛り込まれている作りが特長です。
ドラマの間に必然的な歌と踊りを挿入する作り方は『ラ・ラ・ランド』と同じで、ガガのリメイクも同様の作り方です。
但し、使用する音楽は、本作ではオーソドックスなミュージカル楽曲ですが、三回目の映画化の際、バーブラ+クリス・クリストファーソンによるカントリーとなり、ガガ+クーパーもカントリーという違いです。

女優の生い立ちという設定を除き、ドラマとしては30年代セルズニックのオリジナル版を踏襲した作りのようです。
すずす

すずす