まさお

バロンのまさおのレビュー・感想・評価

バロン(1989年製作の映画)
3.5
テリーギリアム監督作品。

宇宙、地底、海原、どのシチュエーションの美術でもテリー•ギリアム監督のクリエイティブを楽しめる贅沢な作品。頭と胴体が分裂し別人格を持つ月の王と王妃、地底のヴィーナスとの空中舞踊などセンスオブワンダーなシーンが目白押し。

『バンデットQ』などに比べて現実と空想が一体となったような世界観が印象的。想像力の産物のようなキャラクターであるバロンが戦争や少女のアイデンティティなど現実の問題を解決して去っていく。強引な程に夢のある展開が魅力だった。
まさお

まさお