ウィリアム•キャメロン•メンジース監督の古典SF映画。
1940年から数十年戦禍が続き、荒廃したエブリタウン。疫病が市民を苦しめる中、引き続き戦争を続けようとする独裁者を自由都市の軍隊が襲う。戦争を止めようとする一派が武力で価値観を統一する様を「来るべき世界」と謳うのは嫌だなと感じていたら、舞台は2036年へ飛躍した。衣裳はともかくとして、ミニチュアを含めた美術は素晴らしかった。未来の建造物を建築する特撮が特に見応えがある。
宇宙開拓を目指し、発展の歩みを止めない人類を憂うテーマは面白い。しかしながら本作公開100年の2036年を大幅に巻いて、33年後には月に着陸してしまう人間も凄い。