ここにーる

カルメン故郷に帰るのここにーるのレビュー・感想・評価

カルメン故郷に帰る(1951年製作の映画)
4.5
カルメンの親父さんがこう洩らすわけ。「子どもの時分にあの木の下で牛に蹴られて泡吹いて伸びてから、キン(主人公の本名)は頭が悪ぅなってのお」。最終的には故郷に錦を飾ることになるが全部この父親の愛情のおかげだ。浅間山麓を背景にサウンド・オブ・ミュージックよろしく一枚一枚脱いでいく大女優高峰秀子様、そしてその相棒も素晴らしい。

目黒シネマにて、フィルム上映(35mm)っていうのもかなり味わい深かった。