大統領狙撃殺害テロの数十分間を複数の視点で描いたアクション・サスペンス作品。
デニス・クエイドが主演、マシュー・フォックス、フォレスト・ウィテ、カーサイード・タグマウイらが共演。
スペイン・サラマンカの広場で、アメリカ合衆国大統領が、対テロの国際協定を結ぶ為に演説をはじめようとした時に、テロリストの銃弾に倒れる。
続いて演説会場が爆破される。
大統領の警護に当たっていた一人のシークレットサービスが、犯人の捜査を始めるが……
事件が起きた23分間を8人の異なる視点で繰り返し描きながら、徐々に事件の真相を明かにしていく構成が楽しめた。
爆破現場に注目しがちですが、その現場の裏で繰り広げられる街中でのカーアクションも見応えあった。
作品冒頭では、アメリカの外交政策への批判や群衆によるサミットの反対デモシーンもあり、普段はあまり触れることが少ない視点で描かれていて興味深い。
ラストは何人かの人々の運命が交差して、一人の少女が救われる。
真実の全容は、様々な角度で物事を見ないと分からないですね。
「サラマンカからの情報によれば 大統領は集中治療室を出たようで 容体は安定しているようです アジトン大統領はアメリカ国民に向け 無事であるとコメントを出し サミットを続行する意向を表明しました
一方スペインとアメリカの当局の発表によれば 今日の事件を起こした単独犯は 射殺されたようです 現地から中継します....」
2023.7 テレ東で鑑賞（午後ロード・吹替：松崎広幸 訳）
2021.7 テレ東で鑑賞（午後ロード・吹替）
