メーヌ・オセアンの菩薩のレビュー・感想・評価

人生はさながら旅の様なものであると、ごくありふれたテーマをいとも容易く、いや、いささか強引に笑いに変えてしまう、これぞまさにロジエ節。明日はどこへ、何に乗って、そして誰に会うのだろう。人生には引く潮と満ちる潮がある、とニーチェのお言葉。昨日の敵も今日の友、俺とお前と大五郎、いや赤ワイン？ただ、アデューとオルエットと比べるといささか冗長に感じてしまったのは、要するに可愛い子がまったく出てこない、ただそれだけの事。