ほぼ鬱アニーだったと言いたいところだが私はアニーのことをよく知らない。陰キャ一代記として非常によく出来ているし、精神疾患ムービーとしてかなりくらうものがある。おそらくたかだか歯磨きキャンセル界隈の軽度ASDくらいなもんを「普通」の人と違うと言うだけで自殺未遂きっかけで精神病院に送り込んだ挙句非科学的な治療のせいでボロボロになるまで悪化させロボトミー寸前で踏みとどまる。統合失調症の診断は当然誤診で青春期を大いに無駄にするものの確かな感性と芸は彼女の身を助け故郷は心身共に疲れ切った彼女を温かく向かい入れる。朝ドラよろしく厳しくも朗らかに進んでいく幼少期から一転してどん曇りの青年期へ、得手不得手あるなかで「書くこと」で救われ生き抜いた人生。これから死ぬ姉ちゃんが心霊写真になっちゃうとこめっちゃ怖いわね。待ってりゃJAIHOで配信されそうだけど、一言原爆賛美があるから一般上映は厳しい？
